福岡県糸島市と聞いて、何が思い浮かぶでしょうか。
青く広がる海でしょうか。
自然の恵みで生まれた美味しい農産物や海産物でしょうか。
最近、移住地や観光地として福岡だけではなく、全国区になりつつある「糸島市。」
海や山、川などの自然もたくさん、
おしゃれなカフェやレストランなどもたくさんあり、
週末はドライブの目的地として、観光地として人気があります。
福岡の都心・天神にも近く、車でも電車でも行きやすいことから、
さまざまな年代の方からの移住地としても注目が集まっています。
私たちのお店、スペシャルティコーヒー専門店 TAISHO COFFEE ROASTERは、
そんな糸島の中でも、特にのどかな場所「二丈深江」にあります。
おしゃれなお店が集まる海岸沿いではなく、
緑に囲まれた山でもなく、
閑静な住宅街の中にある当店は、
景色を楽しめるわけではありませんが、
朝と夕方には登下校する元気な小学生が手を振ってくれたり、
隣近所の方が畑で採れた野菜などを差し入れしてくれたり、
向かいの家を照らす太陽の光の射す色が白から赤い夕暮れの色に染まっていく様子など、
なんとも時間がゆっくりと過ぎていく、落ち着く場所です。
私は、福岡市中央区の老舗自家焙煎コーヒー豆店で修業をした後、
この糸島のはしっこ、二丈深江で自家焙煎スペシャルティコーヒー豆店を2016年10月に開店しました。
スペシャルティコーヒーという言葉はもう特別ではなくなってきました。
私が修行をしている間も、たくさんのコーヒー店がオープンし、
そのお店のほとんどはやはりスペシャルティコーヒーを扱っています。
それでも、お店によってコーヒーの味は違います。
もちろん、一概にスペシャルティコーヒーといっても、
それぞれのお店で扱うコーヒー豆の産地、農園、品種などによっても変わるでしょう。
しかし、まったく同じ豆を扱う店でも、やはり店によって味が違うのです。
(これがコーヒーの面白いところです)
では、その違いはどこから来るのでしょうか。
抽出の方法、器具の違いもそうですが、
私は「焙煎」が一番の違いを生むと思っています。
日々のハンドピック、
焙煎時の温度上昇、時間へ向き合い、
毎回のカッピングでの味のチェック。
大切にそれぞれの豆の個性を生かすように焙煎しています。
考えていることは、
「スペシャルティをスペシャルにしない」こと。
もちろん、美味しさはスペシャルを目指していますが、
だからと言って、コーヒーの敷居を高くはしたくありません。
個性を生かす、でも個性ばかり強くて飲みにくいコーヒーは日常的に飲めるコーヒーとは言えません。
スペシャルティを日々の暮らしに取り入れてもらいたいと思いながら、
毎日コーヒーと向き合っています。
そんな毎日に、この糸島の温かな自然と地域の人々が、私を助けてくれていると感じています。
おいしいとやさしいが、きっとコーヒーの味に表れていると思います。
浅煎りから深煎りまで。
シングルオリジンからブレンドまで。
常時15種類以上のコーヒーをそろえています。
きっとお客様の好みに合うコーヒーが見つかると思いますので、
ぜひ、いろいろな豆を試してみてください。
不定期ですが、クーポンやセールなども行います。
どうぞフォローをお願いします。
また、まだまだオンラインショップではわかりにくいことも多いと思いますので、
些細なことでも構いませんので、ご不明点やご要望などお気軽にお問い合わせくださいませ。
万が一、不良品などございましたら返品などできることはさせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。